ご挨拶 令和3年10月より、日本生化学会東北支部の支部長を務めさせていたくことになりました東北大学の清水です。 大学卒業後は臨床医学にすすみましたが、1988年に一大奮起して基礎医学の世界に飛び込みました。経験値は歴代の支部長にはとても及びませんが、みなさまのご協力とご指導をいただき、日本生化学会東北支部をもり立てて参りたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 民間人の宇宙旅行のニュースを聞いて、アポロの月旅行を思い出し、H.G.ウェルズの小説を読んで心躍らせていた少年少女時代に思いをはせるのは私だけではないと思います。 同様に、生命科学は、種々の技術革新に支えられて20世紀から21世紀にかけて目を見張る勢いで進化を遂げました。当時はSFの世界としか考えていなかった多くのことがらが現実となり、身近なものとなっています。そのように考えると、生命科学はこれからさきも驀進を続け、いまは夢物語にしかすぎないこともそのうちに手に入れられるかもしれません。 ただ、生命科学の根幹には先達らが築いてきた生化学の基礎があること、それらを深く理解することが大切であり、生命科学の真の発展には必須であることを、私たちは忘れてはならないと思っています。 東北支部会はとてもアットホームで、特に若手研究者が世界を知り、自らの殻を破って大海原に漕ぎでるきっかけを得るのにはとてもよいところと思っています。 東北発の生化学研究が人類の幸福に繋がる生命科学の発展に貢献できるよう、頑張っていきましょう。 |
日本生化学会東北支部 支部長 清水律子 2022年2月1日 |
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